2022.06.23
財産承継財産運用
都心不動産を活用した相続対策を解説


 
平成27年に施行された相続税基礎控除に関する相続税法の改正以降、何らかの相続対策について検討したいけれど何から始めればいいか分からないという悩みの声をよく耳にします。
相続対策の方法にはさまざまなものがありますが、特に投資用の不動産購入に関心を持つ人が増えています。
不動産投資は比較的低いリスクで相続対策を計画することができます。
ただし失敗するリスクがゼロというわけではありませんので、不動産投資を始めるのであれば物件の選び方や効果を具体的に理解しておく必要があります。
この記事では、不動産投資の中でも特に東京都心の物件に絞ってメリットや注意点を解説します。

都心不動産の魅力

ひとくちに不動産といってもエリアや物件種別などの選択肢は多岐に渡るので、不動産投資に不慣れな人にとっては物件の良し悪しの判断は難しいかもしれません。物件選びに失敗してしまうと、運用中に思い通りに収益が得られなかったり、売却するときに購入価格を下回ってしまったりして、かえって損失が出てしまうというリスクが考えられます。
これらを踏まえ、都心に不動産を所有した場合の具体的なメリットを紹介いたします。

需要が底堅い

東京は、全国から人・モノ・お金が集まってくる大都市です。
人口はもとより、人口密度、人口増加率、法人数、観光訪問者数など全国でトップクラスの数字をほこっています。
不動産の価値は人の数(=需要)と直結しており、値崩れを起こしにくいという魅力があります。

都心不動産の中でも「居住系」と「商業系(事務所用等)」といった物件種別に分類することができますが、エリアのニーズに適した運用ができるかどうかという見極めが特に重要になります。
その判断を見誤らなければ安定した収益を得ることができ、また将来現金化しようとするときもスムーズに売却することができる可能性があります。

安定した収益が見込める

東京都心は上述の通り需要が高いことから、安定した収益が見込めます。
生活費に充てることも可能ですが、ご相続が発生した際の納税資金の確保にも繋がります。

出口戦略が検討しやすい

不動産投資における「出口戦略」とは、最終的にその物件をどのような形で処分するかをあらかじめ決めておくことを言います。
所有している収益物件を売却したり買い替えるといった出口戦略が一般的です。

不動産投資の出口戦略でしばしば発生する失敗例が「買い手がなかなかつかない」ということです。
どんなに運用中のキャッシュフローがよくても、出口で失敗してしまうと所有期間全体でみた収支が大きく損をしているという事態に陥ってしまいます。
相続対策を含めた不動産投資の成功のカギは出口戦略にあるといっても過言ではありません。
その点、都心不動産は上述の通り需要が高い傾向にあり、出口戦略が立てやすいというメリットがあります。

不動産を活用した相続対策の有効性



相続対策にもさまざまな手法があり、何らかの方法を検討したことがあるという人も多いと思います。
代表的な相続対策に、「金融資産の購入」「生命保険への加入」「税制を利用した生前贈与」などがあげられます。
このようにさまざまな選択肢がある中で、自分にあった相続対策を適切に選ぶということはとても重要です。
では、不動産による相続対策を他の手法と比較したとき、どのような特徴があるのでしょうか。また、どのような問題が起こりうるのでしょうか。
相続対策で不動産を購入する際に押さえておかなければならないポイントについて紹介します。

金融資産と不動産における相続比較

資産のポートフォリオ(組み合わせ割合)をバランスよく分散するために、外貨や株式などの金融資産を購入している人は多いのではないでしょうか。
たしかに資産をバランスよく保有しておくことで資産価値下落のリスクを分散させるメリットがあります。
金融資産はその価格が額面通り相続財産としての評価になります。
一方で、不動産資産は、土地については相続税路線価に基づき算出された額が相続税評価額になり、建物は固定資産税評価額が相続税評価額となります。特に都心の不動産において実勢価格と相続税評価額との乖離がある場合には、金融資産で持つよりも低い評価となることがあります。それぞれにメリットがあるので、総合的にみてバランスの良い資産形成が大切です。

金融商品と比較した都内不動産価格の安定傾向

金融資産は、値動きの幅が大きいという一面があります。
ベストなタイミングで処分できれば高い売却益を得ることができますが、逆に購入時の元本を大きく割ってしまうこともあるというリスクも念頭に置いておかなければなりません。
一方で不動産資産は金融資産に比べて価格が安定傾向にあるという特徴があります。需要の高い都心不動産においては、特に安定性が見込まれます。リーマンショックが起きた際にも、全国でいちはやく価格が回復したのが都心不動産でした。
一般的に安定性が高い不動産ほど表面利回りは低くなる傾向がありますが、価格が安定している都心物件は、賃料・入居率ともに好条件で賃貸運用しやすく、売却時も出口戦略が立てやすいというメリットがあります。
都心不動産は比較的ローリスクで相続対策を行うのに適していると言えます。

相続時の遺産分割への対応

不動産に限らず、現金や金融資産、保険商品など、バランスよく資産を分散しておくことで、相続時の分割協議等をスムーズに行うことができます。ところが一般的な不動産は数千万円、数億円以上の高額取引になることが多いので、自然と資産ポートフォリオの大部分を不動産が占めるということが多くあります。
特に、一棟物の現物不動産は分割がしにくいという側面があり、もし名義を共有にしたとしても将来的なトラブルに繋がる可能性が高くなってしまいます。つまりは、相続資産のポートフォリオが現物不動産に偏りすぎていると、相続時に親族間で不満が勃発してしまうことになります。
その点、小口化された不動産商品なら、全体的にバランスのとれた資産保有を計画することが容易になります。
また小口化商品は流通性が比較的高く、将来的に現金化がしやすいというメリットもあります。相続時に親族間争いが発生するリスクを軽減することができるでしょう。

アドバンテージクラブについて

青山財産ネットワークスの不動産共同所有システム「ADVANTAGE CLUB(アドバンテージクラブ)」をご紹介いたします。
アドバンテージクラブとは、不動産特定共同事業法という法律に基づいて複数のオーナーが共同で東京都心の不動産を購入し、賃貸運用するシステムです。
不動産特定共同事業法に基づく商品の中でも、組成累計額で50%のシェア率を誇っており、業界No.1の不動産小口化商品として知られています。(2021年12月末時点)
アドバンテージクラブの取り扱う物件は相続対策としても活用でき、比較的少ない資金から計画的に不動産資産を形成することができます。
共同で不動産を購入することで単独購入のときと比べてどのようなメリットがあるのか、まずは特徴について紹介します。

アドバンテージクラブの特徴

アドバンテージクラブは、小口化された不動産商品を複数のオーナーが共同で購入することができるというのが最大の特徴です。
一般的に優良な投資用不動産は数億円~数十億円と高額なことが多いですが、アドバンテージクラブなら1口1,000万円から不動産投資を行うことができます。
また、物件の選定・運用は、2002年から今までに60組合以上の組成実績を持つ青山財産ネットワークスが行っているというのもご安心いただいているポイントの一つです。年間3,000件以上という数ある都心不動産情報の中からプロが物件を選定するので、投資用不動産の目利きに自信がない人でも不動産投資をはじめることができます。
東京都心の中でも千代田区・中央区・港区など、需要の高い不動産価格が安定しているエリアに絞って物件を厳選しています。


 

 相続時の有効性

アドバンテージクラブでは複数の組合員(オーナー)様が共同で物件の権利を購入していますが、税制上は一般不動産と同じように扱われます。商品の性質としては流通性が高く現金化も比較的容易にできるため、納税資金の確保や遺産分割など相続で抱える悩みを解決することができます。
また、組合員様に隔月ごとに支払われる分配金は、安定収入や納税資金の確保としての役割も果たしています。税制上は不動産所得として扱われ、また、持分が譲渡されたときは、不動産を売却するときと同じように譲渡所得として扱われます。
持分に対して相続が発生したときは1口単位で相続人に分割することが可能です。
運用中も相続対策について分からないことがあれば組合の理事長である青山財産ネットワークスに相談することができるというのも魅力の一つです。

これまでの実績

青山財産ネットワークスグループは、2002年よりアドバンテージクラブを運営しており、これまでに60物件以上の不動産投資運用実績を残してきており、確かなノウハウが蓄積されています。(2022年6月時点)
組成実績の多くが東京都心のオフィスビルの物件となっているので、これから相続対策で不動産を購入しようとする人にとってはぴったりのシステムと言えるでしょう。
購入物件の選定だけではなく、テナントの選別や管理会社の選定、ランニングコスト・収益管理など多岐に渡る専門のノウハウをもっているので、安心して資産を任せることができます。
また、限られたメンバーでのプライベート組合設立や、特定の投資物件での組成にも柔軟に対応しています。 

まとめ

相続対策として投資用不動産を購入することは有効な手段ですが、物件価格が高額なのでなかなか踏み出せなかったという人は少なくないのではないでしょうか。
また、「物件選定が難しそう」「相続時に親族間で揉めそう」と不動産投資に対して不安視する声もよく聞きます。
このような不安を払拭し、金融商品のような手軽さで不動産投資のメリットを享受することを実現したのがアドバンテージクラブです。
不動産の選定は専門家である青山財産ネットワークスが行うので、初めて不動産に投資するという人でも安心して購入することができます。
相続対策はできるだけ早く検討を始めることをおすすめします。

青山財産の特徴

青山財産ネットワークスは、資産家が抱える財産承継問題の解決を支援するコンサルティング会社です。また相続対策のほかにも事業承継や財産運用などのコンサルタントなどを得意としており、30年以上にわたってサービスを展開しています。
相談者が抱える課題解決に留まらず、二代目、三代目を視野にいれた長期的な「100年財産コンサルティング」をモットーとしており、円滑な財産承継の実現に向けて最適なアドバイスを提供しています。

ご相談は青山財産へ

青山財産ネットワークスは、対面相談はもちろん、WEB面談や電話相談などご希望に合わせてご対応させていただきます。
アドバンテージクラブのほか、財産承継・財産運用のことで悩んでいることがあればぜお気軽にご相談ください。
 
\相続にまつわる相談・解決事例はこちら/

おすすめ記事はこちら

相続・財産承継
相続・財産承継